この一ヶ月毎に遊んだゲームを振り返る記事、ついに2021年に突入ですね。半年以上続いています。
通称、unity1week。いくつか遊びました。ただ、今までのunity1weekで遊んだゲーム数と比べて圧倒的に数が少ないです。今までunity1weekで遊んだゲームは、気に入ったゲームを取り上げて記事にしているのですが、今回は出来なさそう。遊んでいる数が少ないせいか、まだunityroomの評価で満点を付けたゲームが見つけられていません。
しばらく続いていた記事制作がここで途絶えてしまうのかー…
次のunity1weekが開催されるタイミングで、「前回のお気に入りはコレだ!」ってやればいいのでは?もうちょっとゲーム探してみようかな。
やや微妙な印象です。感想メモった。
ローグライクアクションゲーム。海外インディーゲームの定番ジャンル。公式曰く、『Celeste』×『DeadCells』だそうです。実際、アクションの手触りの良さは両タイトル並に気持ち良く、圧倒的なスピードで敵を殲滅するのは『DeadCells』っぽいです。
◆手触りヨシ!
思った通りに動かすことが出来るので、手触りがとっても良いです。個人的に良いなと思ったのは、「一度でも敵を斬るor壁キックする」で、空中でもう一回ジャンプが出来るようになる点です。この仕様のおかげで自由に動き回れるようになっていた気がします。
◆面白い要素詰め込みました
ただ、少し意地悪な見方をすれば、目新しいアクションゲームというわけではない気がしました。
- 打撃攻撃で敵の銃弾を跳ね返せる
- 敵の攻撃予備動作中に打撃攻撃を当てることで敵をスタンさせられる
- 近接攻撃を一定回数決めると、強力な遠距離攻撃の銃を撃てる
などなど、入れたら一定の面白さを確保できるであろう要素がひととおり揃っています。入れた分、面白くなっていますが、入れた以上に面白くなっているわけではなさそうです。
◆ローグライク、だがわりと同じことしてる感
ローグライクなので、マップが毎回ランダムに変化します。このゲームでは、部屋構造と敵配置がセットになって一つの部屋になっている仕組みです(Enter the Gungeonも同じ方式でしたね)。その部屋を複数用意して、ランダムに繋げているのがこのゲームにおけるマップのシステムです。
意外とこの部屋のバリエーションが少なく、「この部屋、前回プレイでも見たぞ」となりがちです。そのため、毎プレイで同じことをしている感覚に陥る傾向にあります。とはいえ、前述のとおり手触りが最高で面白くなる要素を詰めてあるので、一定の面白さはあるわけですが。
そのほか、毎プレイ変化をもたらす要素として「血の祭壇」があります。これについて思ったのは後述します。
▼部屋毎にファストトラベル可能なので、移動がものすごくラク
これ、めちゃくちゃラクでした。ファストトラベルは移動する部屋を指定した瞬間、即座に行われているので*1、移動のストレスが全くありませんでした。このゲーム以上に移動のストレスを削るのは恐らく不可能でしょう。
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以上が、このゲームの主な特徴と感想です。
以下は、わりと細かいことについて書きます。
つまり、重箱の隅を突きます。
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◆遠距離攻撃の銃。ホントに遠距離攻撃か…?
銃、近接攻撃を敵に一定回数当てると装填数が補充されます。この仕組み、『Hyper Light Drifter』にもありましたね。その経験もあってか、最初は銃を撃つときは敵から離れて撃っていました。しかし、それは間違いでした。
このゲーム、銃は近接攻撃中だろうがなんだろうがいつでも撃てます。したがって、このゲームにおける銃は遠距離攻撃ではなく、近接攻撃中に一緒に撃ってダメージを稼ぐ追加攻撃オプションでした。いや銃って言われたらふつー遠距離から撃つものだと思うじゃん……
銃の種類によっては、近接攻撃中に撃っても近接攻撃を当てている対象に銃弾を当てることは出来ません。そういう銃は弱い気がします。
▼強い銃
最強の銃は、グレネードランチャー*2だと思いました。このグレネードランチャー、
- 近接攻撃中に撃っても当てられる
- 威力がめちゃくちゃ高い*3
- 威力が高いくせになぜか装填数が「2」
- 威力が高いくせになぜか上下に広がるので攻撃範囲も広い
この銃を取れるかどうかで難易度が大きく上下する気がします。同じく威力が高い銃、「ミニ核爆弾」は近接攻撃中に撃っても敵に当たらない&装填数1なのに…
強いて弱点を挙げるとしたら、雑魚の処理はあまり向いていないところでしょうか。それでも2発撃てて上下に広がるので充分な雑魚処理性能ですが。雑魚処理性能だけで言えば、回折レーザーのほうに軍配が上がると思います。
◆血の祭壇
1ステージ毎に存在するパワーアップ施設。三つの中から一つだけパワーアップを選べます。『Nuclear Throne』発祥?のお馴染みのアレです。
『スカージブリンガー』では、1ステージに一つ、5ステージそれぞれ用意されているので、強化機会は5回です。
……いくつか、何も考えずに実装した疑惑のあるパワーアップがあります。
- ダメージを受ける度にストアのアイテム価格が下がる
- 次から血の祭壇の選択肢が4つになる
……いや、要る?ストアのアイテム、値下げしなくても買いたい物は大体買えるんですが……5回しか強化チャンス無いのにそのうちの1回を「選択肢4つに増やす」に使うわけないだろ。そのほか、僕のプレイスタイルの問題もあるでしょうが、いくつか使う気にならないものがちらほら…
とまあ不満タラタラだったのですが、こうした明らかなハズレがある理由が一個だけ考えられます。ゲームを進めると、「血の祭壇の選択肢を、HP-2して別の選択肢に変える」スキルが手に入ります。明らかなハズレがあるからこそ、これを使おうと考えるわけですね。とはいえ、「欲しい選択肢が無いからHP-2して再抽選する」はあんまり楽しくないですね。つまりは「嫌な選択肢を選ぶか、HPを2支払うか選べ」ってことですから。
「どっちの頬を殴られたい?選ばせてやるよ。右か?左か?」はちょっとね…
「ドーナツ買ってきたから好きなの2個選んでいいよ」なら楽しい。
▼血の祭壇で好きなパワーアップ
やはりアイテムの質が上がるパワーアップでしょう。拾えるアイテムがたまに倍になるわけです。序盤で取れると終盤にスゴく強くなれますね。アイテムドロップ率が上がるパワーアップも取れると更におトク。
あとは、打撃の攻撃範囲が広がるパワーアップも良いですね。あれを取れるかどうかで終盤の安定度が全く変わると思います。
◆ラストステージの毒沼、許せねえ
ラストステージ、触れるとダメージを受ける毒沼的なギミックがどの部屋にも用意されています。いやシンプルに面白くないわ。高速で動き回って敵をバッタバッタと薙ぎ倒すのが面白いゲームなのに、高速で動き回ったらダメージを受ける状況に放り込まれるわけですよ。ほんとキツい。3ステージ目の毒ガスもまあまあ嫌いです。
同じような理由で自爆する敵にもキレていたのですが、自爆直前で打撃攻撃を当てれば逆に利用できることに気付いてからは許せました。
◆壁走り、要る…?
空中で壁に触れた状態で↑移動で、壁走りアクションが出来るのですが、まっっっっったく使いません。そもそも二段ジャンプ、壁キック、クールタイム短めで何回でも使えるダッシュ斬りと揃っているので、使う機会がマジでありません。さてはなんも考えずに実装しましたね…?
後半は毒強めでお送りしましたが、ゲームの感想自体は前半に書いたとおりです。手触りがとっても良い。移動のストレスも全くない。楽しいアクションゲームです。ラストステージは楽しくないがな。
ツイッターフレンズが遊んでいるのを見て、また遊びたくなったので遊びました。いくつか「見ずに終わったのもったいなかったな」と思えるステージがありましたね。どんだけ仕込んでいるのか、本当に感嘆するゲームです。
3周年記念に作られた『Celeste Classic』の続編です。前作にあったメインアクション「ダッシュ」の代わりにフックショットが用意されています。
相変わらずステージ構成が巧みですね。挑む前にどう動けばいいかシミュレートできます。だからこそ、失敗したときに悔しい!
一見して進み方が分からない箇所も、何度か用意されたオブジェクトをなぞるように進めると自然とどう進めばいいか分かってきます。気持ち良く手のひらの上で踊れます。
音楽、めっちゃ好き。作業用BGMにします。フックショット入手→ステージ1突入でシームレスに楽曲が遷移しているかのように見せかける楽曲構成が実に上手いです。恐らく単純に曲を差し替えているだけでしょう。A曲とB曲用意して、B曲のイントロ部分のみでA曲を構成する。で、ステージ間移動時にA曲→B曲で差し替えると、あたかもインタラクティブに楽曲演奏が切り替わったかのように感じます。多分、そういうカラクリです。
雨を避けてゴールするゲーム。エンディング見るのが想像以上に大変でした。
『Pogostuck: Rage With Your Friends』
ポゴの時間だあ!マップ2に挑戦しています。現在の最高到達点は400mちょっとです。茨の道(直喩)が越えられねえ……なんなんだあのトゲは!
おはじきとカードゲームを同時にやるようなゲームです。作者様を含めた何人かのネットフレンズと対戦しています。最近、カードにひととおり目を通したのでデッキを作りました。ようやくスタートラインに立てた印象です。
おはじきのアクション性&戦略性と、カードゲームの戦略性が上手く絡み合ったゲームで、独自の面白さがあります*4。しばらくは対戦で揉まれることになりそうですね。
2021年1月のベストゲームは『スカージブリンガー』です。遊んだ数が少なかったので、全体的にじっくり感想を書いたかも。タイトル自体は少ないのに、書くのに時間がかかってしまった。まあいっか。
2月へ続く