がむしゃらメモ

がむしゃらのメモ的な扱いのブログです

2022年12月遊んだゲーム振り返り

 Nintendo Switch積みゲーを消化した。

 

『ムーンライター 店主と勇者の冒険』

 note に感想を書いた。

 

『グリーク: アズールの記憶』

 note に感想を書いた。定型句。

 

『Gone Home』

 note に感想を書いてない。

一年の旅行から帰宅。玄関には妹からの書き置きが。書き置きによれば、妹は「家を出るので捜さないで欲しい」とのこと。家には誰も居ない。いったいなにがあったのか、家の中を調べて経緯を明らかにしよう。っていうゲーム。

購入前に期待していたのは、もうちょっと推理要素強め……つまりアレだ。オブラディンみたいなゲームを期待してた。実際は推理要素ナシ。わりと誘導は強めで、ほとんど一本道的な構成になっていた。一本道なのはマイナス要素ではなく、遊びやすくてよかった。新しい情報が開示されるタイミング、そのペース配分がかなりよく、サクサク進んでエンディングまで行けた。

と、遊びやすさは素晴らしかったが、明かされる真相についてはおどろきが薄かった。悪くないが、無難かなぁと。妹のハナシがメインだが、それとは関係無い部分──両親や、父の叔父とかその辺の資料に面白そうなところがあった。この辺は考察を楽しむ感じだろうか。アメリカ特有のノリなのかなーっていう部分が多めだったのも影響大きいかも。時代背景なども無知なので。こういうゲームは翻訳が難しいよなー。意味だけではなく、雰囲気や文化もってなると難しい。

コメンタリーも適当に流し見た。「無意味に触れるオブジェクトが多いが、それは意味のある無意味さなんだ」というハナシが面白かった。プレイヤーの期待に応えるため、本当に重要なモノを見つけたときのリアリティを演出するため、プレイヤーが本当に意味のあるモノを自分で見つけられるようにするためだったとのこと。宝石が本当に価値ある輝きを放つようにするためには、屑石も適度にばらまいておく必要があるってことね。屑石は拾って触れるのも当然だと。

 

『Momodora: 月下のレクイエム』

 2D探索アクション。難易度ノーマルで遊んだ。

敵も自分もサクッと死ぬバランスで楽しかった。配置も適度に意地悪で心地良い挑戦がずっと続く感じ。要所要所の、「うおお行けるとこいっぱいあるぞお?!」とか、後半でワープ解禁されて最初のほうのエリアを再訪するところとか、的確にツボを抑えてる印象だったな~。

 

『Minoria』

 月下のレクイエムと同じ開発陣の2D探索アクション。全体的に月下のレクイエムよりも大味な印象だった。悪く言うと雑。それでもサクサク楽しめる調整になってるのはさすがだな~。

 

『LIMBO』

 2Dパズルプラットフォーマー。パズルはよく見るモノではあるけど、質は低くない。質の低いパズル容赦無く全部捨ててそうな密度がよかったいじわるな初見殺しと単純なパズルに、納得感と達成感を与える絵作り∥演出が素晴らしかった*1

 

『INSIDE』

 LIMBO の次に作られたタイトル。どう変わったのかな~と思いきややることは LIMBO とほとんど同じだった。ただ絵作りや演出が圧倒的にパワーアップしているので、楽しかった。パズルの質──使い回しの少なさなどは LIMBO 以上に贅沢になってて、その豪華さ自体が気持ちいいというか、ひたすら面白いシーンを味わえた。水位操作のギミック、一回しか出てこないとかそういうところ。

LIMBO では個人的には、世界観に対して考える余地があまりなかったんだけど、INSIDE では描写が豊富になってイイ感じに勝手に考察できる余地が多くなってる。「アレなんだったの?」が無限にある。気持ちの半分くらいは単に「こういうの面白くね?」をひたすらぶちこんで無理矢理つなげただけで、別に一本筋の通った世界観設定とか無いのではと思ってるんだけど、それでもちょっと考えたり、他人の説に納得したりしてしまう。考察が楽しい作品が持つ特徴だと思う、「内容自体に仮に意味が無くとも、妙に惹き付けられて考えてしまう魅力」がある。不気味でワクワクする世界観だった。

2.5D表現になったことで、箱の押し引き∥上り下りがスムーズになっているところは地味に快適。2Dの LIMBO では箱の両側に隣接しなければおこなえなかったこれらの動作が、INSIDE では箱と“重なる”ことで可能になっている。また、そのままジャンプせずともスルーして通過できる。箱へのインタラクションの快適性が格段に上昇している。些細なものだが、何回もおこなう動作なので、この微々たる差がものスゴく大きい。こういうの好きなんだよなー……

 

『ファルコニア ウォリアー エディション』

 鳥になって空中戦!オープンワールド!みたいな文言が貼られてたゲームで、セールで100円になってたからノリで買った。2時間足らずで飽きて史上最速のアンインストールかました。全体的によく分からんかったチュートリアル終了後のチャプター?のストーリー任務を少し進めて終わった。ゲームプレイは7割移動、3割戦闘って感じで、そのどちらも死ぬほど退屈。ダラダラ進めてたが、戦闘で勝てなくなって終了。ドッグファイトって戦闘で負けても改善方法がまったく分からないよなー。ゲームシステムにもよるのかもしれないけど……

「安いから」で自分があまり楽しめないゲームを買うのは色々と失礼だからやっぱやめたほうがいいかも……っていういつもの問題に行き着く。

 

『Gorogoa』

 パズルゲーム。手描きアート∥アニメーションよい。操作シンプルで遊びやすい。誘導上手い。三拍子揃ってる。ストーリーは分からんかったけど。(やっぱり)全員同一人物なんだ!みたいな気持ちよさはあった。

サクサク進んで、ポンポン認知がくつがえるのがすんげえ気持ちよかった。手品見せられてるみたいな。ゲーム手品。

 

『The Gardens Between』

 パズルゲーム。アート∥アニメーションよい。操作シンプルで遊びやすい。誘導はそんなに上手くない。二拍子揃ってる。ストーリーは分かった。

パズルはいくつか「いやそれは分からんて」みたいなのもちょこっとあったけど、それも許せるゲームシステムの幅の狭さというか、無理矢理にでも幅を持たせるのはしょうがないよね、みたいな。

わりと危険を感じるような世界観だけど、パズル的な“詰み”や、操作キャラが危険な目にあうようなゲームオーバーが存在しないのは、とても素晴らしい

 

 

 ベストゲームは『INSIDE』で。品質が高い(と感じる)ゲームがやっぱり好きなんだよな。品質の高さ──計算されたアートやゲームプレイそれ自体が、ゲームのテーマを表現しているところがとてもよかった。一つの完成形を見た気がする。

 

 

1月へつづく

gmshara.hatenablog.com

*1:初見殺しな部分は『人生オワタの大冒険2』感がスゴかった