がむしゃらメモ

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ゲームアイデアのツイートが軽くバズってしまった話

 こんにちは。名前を変えたいと思いつつも良い名前が思い付かず、ずるずるとこの名前を名乗り続けているがむしゃらです。先日ブログ記事を一つ公開したばかりですが、強烈なネタが出来たので書きます。

 

 ゲームのアイデアをツイートしたら軽くバズりました。

 

 まあ、あくまで軽くですが。今まで最高でも170いいね&40リツイートとかだったのに、850いいね&200リツイートとかいってしまったので、僕的にはバズっています。普段の五倍。ベジータギャリック砲といい勝負出来そう。

 

 この記事では、今まで大した注目をされてこなかった人が突然バズってしまうと何が起こるのかを書いていきます。なんでこんなことを書くかというと、主に3つ理由があって、

 

  1. バズった流れをまとめてニヤニヤしたいから
  2. バズった自分の心の動きを分析、考察して浮かれないようにしたいから
  3. ツイッターだと言いにくいことを書きたいから

 

という感じです。他人が読む意味?あまり無いです…

 

 

 

バズった流れ

ちょっとした思いつき

 行きの道か帰りの道か、昨日のことなのにもう記憶が曖昧ですが、とにかく道を歩きながらラビットランの反省をしていました。その中で、スペースボタンの画像を作り、それを操作と連動させて画像変化させるの気持ち良かったなーと、楽しかったことについて思い出していました。

 

 画面内のボタンが操作と連動するのいいなーと思って、他のキーでもやってニヤニヤしようかなーとか考えてました。そうこうするうちに件のアイデアを思い付きます。

 

 2Dプラットフォーマーで、キーに乗れて、押すと凹んで落ちる。なんか面白そうだったので、ササッと試作してみました。この仕組み、プログラム的には非常に簡単で、素人の僕でも簡単に実装できます。

 

 

 そして、気楽にツイートしました。「すごいの思い付きました!」とか言わずに、端的な5文字な辺り、大きな反応が来るとは思っていなかった証拠ですね。ハッシュタグも1つも付けてないし。

 

 相互フォローの個人開発者の方が早速リプライしてくれたりしますが、僕の感覚としてはちょっとした身内みたいなもので、いつも通りな感じでした。(いつも反応して頂けるのはとてもありがたい)

 

何かがおかしい

 

 その後、特にフォローフォロワー関係ではない方にリプライを頂く。大分興味を抱いて頂けているようで、「刺さる人には刺さるのかな?」くらいの感触でした。

 

 しかし、ここらで何かおかしい気がしてきます。普段僕のツイートをリツイートすることなど滅多に無いフォロワーさんがリツイートしてきます。加えて、いいねとリツイートが来るスピードが速い!

 

 今まで、いいねやリツイートなんて、天からゆっくりとまばらに降り注ぐ粉雪みたいなものでした。今回はなんか速い。石つぶてがヒュンヒュン飛んできているかのような速度でいいねとリツイートが飛んできます。なんだ、何かおかしくないか?

 

 

 と、ここで話を思いっきり脱線させますが、僕がゲームを作り始めたきっかけは大きく3つくらいあり、そのうちの1つが”もっぴん”として知られる麓 旺二郎さんのエピソードでした。それまでの人生でゲームを作ったことが無かった麓さんが、ゲームを作り始めて2年足らずで、めちゃくちゃ面白いアクションゲーム「Downwell」を作ったというエピソードです。それを知った僕は「へーそんなスゴい人がいるんだ。僕もちょっと挑戦してみようかな」みたいな感じでゲーム作りを始めました。

 

 

 話が脱線しまくりましたが、とにかく何が言いたかったかというと僕は麓 旺二郎さんに対して感謝しているし、尊敬しているし、新作が楽しみなクリエイターだと思って憧れているのです。

 

 その麓 旺二郎さんに件のツイートをいいね&リツイートされてしまいました

 

 

ツイッター初心者、恐怖する。

 

 ここでツイッター、というかPCを閉じたのは賢明な判断でした。

 

翌日

 興奮して眠れない、なんてことはありませんでした。が、それでも何かを感じていたのかやたら早く目が覚めてしまう。昨日のアレは夢だったのでは?と思いつつツイッターを開く。が、夢では無いらしい。何か海外の方々が盛り上がっている。

 

 とはいえ、一晩経ったことで冷静さを取り戻していました。

 

ツイッター初心者、冷静になる。

 

 

バズって思ったこと

バズると脳がバグる

 いいね&リツイートはただの数字ですが、体験した感じとしては変な脳内麻薬が出て少し気持ち良くなっていました。ただ数字が増えるだけなのに、なぜ気持ち良くなってしまうのか?

 

 人間の想像力の良い面と悪い面が同時に顔を覗かせる。それがバズりなのかもしれません。いいねやリツイートをもらって嬉しくなるのは良いことだと思いますが、一方で、いいねやリツイートをたくさん貰うと自分がなんだかスゴい人間になったかのような錯覚を覚えます。

 

 数字に踊らされている自分に気付いたとき、浮かれている自分に恥ずかしさを覚えました。同時に、そんな気持ちにさせやがってツイッターめ、と思いました。そして数字の怖さを実感しました。

 

 パクツイ、と呼ばれる人のツイートをパクってあたかも自分の発言のようにツイートする行為があります。今ならそれをする人の気持ちが少し分かる気がします。数字がどんどん増えていくあの快感を味わうためなら、少し悪いこともしてしまうかもしれません。人のツイートをパクるとか。

 

アンチって実はありがたい存在なのでは?

 すごい発想だ。天才か?と褒められると調子に乗りそうに、というか調子に乗ります。乗ってしまいます。浮かれてフワフワしているとなんだか現実が希薄になるような気がして非常に危険です。

 

 そんなとき、アンチって非常にありがたい存在なのかもしれません。周りの人が褒めてくれて称えてくれる中で、調子に乗って浮かれてついつい傲慢な方向にいってしまいそうになったときに、「いい気になるなよ」と一言あると、ハッとします。もちろん、人格攻撃とかは論外ですが。

 

 周りが褒めてくれる人、賞賛してくれる人ばっかりだと、自分を見失ってしまうかもしれません。ポジティブな感情ばかり向けられるのもあまり良くないのでは無いか、そんなことを考えました。

 

 

ゲームアイデアがバズっても良いことはない?

反応に対する感情の変化

 僕があまのじゃくだからかもしれませんが、バズってもあまり良いことはない気がします。まず、バズると通知がうざいです。「通知切ります」とかよく見かけましたが、こういうことだったんだなと実感してます。最初は嬉しかったのに、150いいねを越えた辺りからなんだかウザくなってきます。

 

 いいね&リツイートなんて所詮指をちょちょっと動かすだけで出来る行為なので、やはり150いいねを越えた辺りから、「お前ら、みんないいねしてるからいいねしてるだけだろ?」なんて気持ちになってきます。

 

 リツイートされても、それだけだと何を思ってリツイートしてくれたのか分からず、何かモヤモヤします。僕が確認した限りでは、何人かの方々は「面白い発想」「やりたい」というつぶやきをしていたりしました。こういうのがあると嬉しい。リツイートされるだけだとあんまり喜びは無かったりする。

 

 あと、フォローもやたらされるのですが(100人くらい増えました)、これも同じで、「このミーハーどもが!」みたいな気持ちになってきます。

 

フォロワーが増えると謎のプレッシャーが生じる

 以前、相互フォローの個人開発者さんが「つまんないこと言ったらミュートされる!進捗のGif画像か動画しか許されない!!」的なことを言っていたのを思い出しました。この文章を見た当時は、「なーにを縮こまってんだ」って思ってました。今ならワカル。共感を通り越して同感に近い。

 

 海外の方にたくさんフォローされてしまうとちょっと萎縮してしまいます。おかしい。「今こんなゲーム遊んでるよー!楽しい!」とか言ってるアカウントのはずなのに。それもこれもバズってしまったせいです。

 

そもそも完成したゲームのツイートがバズったわけではない

 ここが非常に大きなところです。今回バズったツイートはあくまでゲームのちょっとしたアイデアです。ぶっちゃけ何の価値もありません。これが完成したゲームのツイートなら、「面白そう!ちょっと遊んでみよう」となって単純に遊ぶ人が通常よりも増えたはずです。

 

 ところが、ゲームアイデアは注目を浴びても遊べません。仮にゲームが完成してもその頃にはみんな忘れてます。ゲームの出来が悪く、期待を持ってフォローした人に失望される可能性も高まります。

 

 つまり、ゲームアイデアがバズってもあんまりいいことはありません。

 

 多分、割と真実です。開発中とかならまだしも、開発にすら繋がらないただのちょっとした思いつきに過ぎないので、バズっても恩恵が少なすぎます。むしろ、上述した感情の変化によって動揺したり、通知が気になってしまったりしてマイナスすらあります。

 

 

 ちょっとだけあった良いこと

 少しだけ、良いこともありました。既にお話ししたとおり、憧れの開発者様にいいね&リツイートもらえたこと。ただの数字だけどね。あと、同じくリスペクトしているStuffed Wombatさんという開発者様にいいね&リツイートからのフォローをされたことです。

 

 そして何より良かったことが、unityroomの存在が少しだけ広まったこと。

 

 

自惚れで無ければ、このツイートは僕がフォローされたことがきっかけのはずです。別にこれだけで海外の人達にunityroomの存在が広まるとは思いませんが、それでも何かきっかけになれば良いなあと思いました。 

 

 Newgroundsについてもまた今度調べよう。

 

 

結局そのアイデアどうなん?

 

 最後は少しゲーム開発者らしく、ゲーム制作のお話で締めます。

 

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 ぶっちゃけこのアイデアは大したことないと思っています。なんでバズったのか分からん。実際、ゲームに疎い家族にこのアイデアを説明しても「分からん。それってすごいの?」みたいな反応でした。所詮、広い世界の中でちょっと面白がる人がいた、くらいのものです。

 

 とはいえ、そうした少数の刺さる人に向けて作るのがインディーゲームの醍醐味みたいなところはあるので、上手く届けられたらなあという思いはあります。

 

 

 

  問題は山積みです。コライダーの細かな処理が面倒臭い。この辺り、納得感のある挙動にするのが底辺開発者としては非常にハードルが高い。

 

 

 

 現時点では、このアイデアの優れた点として、

 

  • 擬似的に一方通行を作れてプレイヤーを誘導出来る
  • キーのオンオフを利用して不思議な体験が出来る

 

が挙げられると思います。しかし、これだけゲームには出来ません。仮にユニークなゲームシステムが出来ても、それで面白いゲームが出来るかはまた別の話です。最近そのことを学びつつあります。とにかく可能性を探りつつゲームに出来るのか調べていくことになります。前者に関してはプレイヤーに気付きではなく答えそのものを与えてしまう危険性がありますし。

 

 バズってしまったけど、そのことをあまり意識しすぎず、自分のペースでこのアイデアを検証していきたいと思っています。大丈夫大丈夫。別にみんな何も考えてないだろうから。ちょっと右手だか左手だかを動かして数字を増やしただけだから。

 

 過度な期待も失望もせずに、自分のペースでこれからも続けます。最後までお読み頂きありがとうございました。

 

 

 

おしまい