好きなゲームの話をしよう
ブログを最低でも月1で更新し続けたい。そんな思いから、好きなゲームの話をする連載シリーズを作ることにしました。なるべく他人が読んで分かるようにしたいとは思うのですが、文章力があまり無く、基本的に自分が好きなところを話すので、マニアックだったり意味不明だったりすると思います。第1回は僕の大好きな「ANUBIS ZONE OF THE ENDERS」というゲームの話をします。
当然ながらバンバンネタバレしていますので、このゲームをまだ遊んだことの無い方はお気を付けください。
ゲーム概要
タイトル:「ANUBIS ZONE OF THE ENDERS」(通称ANUBIS)
発売日:2003年2月13日
開発・販売:コナミ
プラットフォーム:PlayStation2
キャッチコピー:「未確認浮遊快感」「僕らは、やっと宇宙で自由になれる」
ジャンル名:ハイスピードロボットアクション(3Dアクション)
このゲームの好きなところ
早速このゲームの好きなところを書き散らしていきます。
操作感が気持ち良い
ANUBISというこのゲーム、操作がめちゃめちゃ気持ち良いんです。特に「投げ」が気持ち良すぎる。プレイヤーが操作する機体のモーションがキビキビしていて気持ち良いのが大きいのですが、その他、大雑把に三つの要因から考えてみました。
1.快適なカメラ
3Dアクションゲームにおいて、カメラの操作はプレイのハードルを高める大きな要因です。が、このゲームではカメラは基本的にオートで操作してくれます。非戦闘時には移動を止めた時にプレイヤーが向いている方向にカメラが動き、戦闘時には近い敵の機体を自動でロックオンします。特に戦闘時のカメラは快適で、常に敵をカメラの中央に捉えてくれます。ロックオンの切り替えもワンボタンで容易にできます。
2.メインアクションのダッシュが無制限
ハイスピードロボットアクションを銘打っている通り、高速なゲームスピードがこのゲームの魅力の一つです。その根幹となるアクションが一瞬加速する「ダッシュ」です。このダッシュ、使用に一切制限がありません。無尽蔵に使えます。このダッシュの操作感が非常に気持ち良く、上下前後左右このダッシュで動き続けることで、ハイスピードロボットアクションが楽しめます。
3.操作入力受付がかなり緩い
例えば「攻撃」と「回避」が出来るアクションゲームがあるとして、そういったゲームでは「攻撃」をしている最中は「回避」の操作を入力しても「回避」しなかったりします。逆もしかりで「回避」の最中に「攻撃」に移るといったことは出来ないのが基本です。もちろん、ゲームによってこの操作入力受付の幅をどのくらい取っているかは違います。「攻撃」終わりの隙を「回避」で打ち消すゲームもあれば、「攻撃」の後隙を毎回晒してから別の操作が出来るようになるゲームもあります。
が、このANUBISの操作入力受付は群を抜いています。ブレード攻撃の三段目までなら、攻撃始めから終わりまでいついかなる瞬間でも、ガード、ダッシュを受け付けて攻撃をキャンセルできます。ダッシュも同様に、いついかなるときも操作入力を受け付けます。ダッシュをダッシュでキャンセルすることで、上述のダッシュで動き続けるといったことが可能になります。
操作入力受付が緩いということは、プレイヤーがしたい操作をしたい時にしやすいということです。敵をブレードで攻撃しようとしたけど、敵が攻撃してきたので咄嗟にダッシュで躱す、といったアクションが可能になるのです。楽しすぎる。
プレイヤーと敵が同じシステムで動いている
ANUBISでは、プレイヤーが出来ることは敵も出来るし、敵が出来ることはプレイヤーも出来ます。これには3つほど効果が挙げられます。
1.世界観に深みが増す
まず第一に、世界観に深みが増すことが挙げられます。このゲームに登場するロボットはオービタルフレームといって、全て同一のシステムで動いているという設定です。そのため、ゲームプレイ上でプレイヤーと敵が同じシステムで動いているということが世界観に説得力を持たせています。
また、プレイヤーの操作する機体「ジェフティ」と、ゲーム中の怨敵が操作する機体「アヌビス」の二体だけは他のオービタルフレームを凌駕する性能という設定になっており、これもゲームプレイ上に反映されています。
2.攻略のヒントになる
ここでいくつかプレイヤーと敵で共通した仕様を挙げてみます。
・ブレードの3段目まで及びダッシュ中はいつでも行動をキャンセルできる
・バースト攻撃は発動前に隙がある
・ブレードの4段目、ダッシュブレード、ホーミングレーザー、バーストショット、バーストブレードの後は硬直して隙が出来る
・ガードはバースト攻撃か掴みで打ち破れる
・壁に叩き付けられると硬直して隙が出来る
人の振り見て我が振り直せ。このゲームでは、敵にやられて嫌な動きや攻撃がそっくりそのまま敵の攻略に使えます。例えば、ガードをずーっとしていたら敵にバースト攻撃を喰らって打ち破られたりします。そして、それがそのまま敵のガードを崩す術だと気付くことが出来るのです。また、敵の立ち回りに関しても参考になる部分が数多く存在します。例えば、距離を取ってホーミングレーザーをしてくるボスがいたり、ブレード攻撃を三段目まで出してからバーストブレードをしてくるボスがいたりします。こういった立ち回りはプレイヤーにとって大いに参考になります。
3.理不尽さが減る
敵が自分と同じシステムで動いていると考えると、理不尽さが減ります。特にそれが顕著になるのが「壁に叩き付けられると硬直して隙が出来る」という仕様です。自分が壁に叩き付けられて敵にタコ殴りにされると非常に腹が立ちますが、これは敵にも当てはまります。敵を壁に叩き付けると硬直して隙が出来るので、こちらも敵同様タコ殴りに出来ます。とある2つのボス戦では、この仕様を突いてボスを壁に叩き続けることでそのまま倒せてしまったりします。
他にも、ラスボスは瞬間移動するチートじみた能力を持っているのですが、プレイヤー側もこの能力をゲーム終盤に使えるようになります。また、ラストバトルにおいてラスボスが周辺の板からエネルギーを吸収して回復する、というアクションをしやがるのですが、このアクションもプレイヤー側は出来ます(出来ちゃうのかよ)。RPGにおいて、敵がMP無限だったりするとズルいぞ!となるものですが、このゲームではそういったことが生じにくいシステムになっているのです。
熱い展開が目白押し
このゲーム、初めから終わりまで、終始ワクワクする展開やシチュエーションばかりです。襲撃を受けて乗り込んだ機体が、世界最強の機体で敵を一瞬で蹴散らす冒頭シーンに始まり、一般市民の命などどうでも良いとばかりに市街地で戦闘する連合軍を抑えながら敵無人機を沈黙させる市街地戦や、味方の部隊を急襲しに行く装甲列車の車両を追いかけて各車両を破壊していく装甲列車戦、敵艦隊を超射程レーザーでぶち抜いてたった一機で殲滅する艦隊戦、敵中枢を守る1000機近く居る敵の群れを仲間達と戦う荒野乱戦などなど、熱い展開ばかりです。最高かな?
その他好きなところ
その他に好きなところを挙げていきます。
・各種エフェクト
例えば、敵を倒すと派手に爆散して火や煙を撒き散らします。こういったエフェクトが非常に美しく、見ていて気持ち良いです。ガードを崩したときのエネルギーシールドが破片になって粉々になるエフェクトとかも綺麗です。このゲームでは、こうしたエフェクトの負荷を減らすために2Dの絵で表現しているのですが、それがまた良いんです。
各キャラクターのセリフや演技がめちゃ良い。特に、ノウマン、ロイド、ディンゴ辺りが好き。
・ボリュームが少なめなところ
短く濃密なゲームプレイが詰まっているのが好きです。一時期このゲームのタイムアタックにハマって40数分でクリアとかしてました。人によっては短くてすぐ終わるのが不満かもしれませんが、僕は好き。
・エンディング含む全イベントがワンボタンで全部スキップ出来る
タイムアタックするときにめちゃくちゃありがたいです。
・会話コマンド
ゲームプレイ中のセリフに対してL3R3(スティック押し込み)ボタンで返答出来るシステム好き。
続編出て
僕はそこまでたくさんゲームを遊んでいるわけではありませんが、ANUBISは僕が遊んだゲームの中でもトップクラスに操作感が良くて楽しいアクションゲームでした。ANUBISはPlayStation2で発売されたソフトですが、後継機のPlayStation3やPlayStation4でリマスター化されており、その人気はいまも健在です。続編…出ないかなあ。出て欲しいなあ。
といったところでこの記事を終わろうと思います。今後また何か思い出したら加筆・修正するかもしれません。閲覧頂きありがとうございました。