がむしゃらメモ

がむしゃらのメモ的な扱いのブログです

Child of Light プレイ感想メモ

 40%OFFだったので買った。あと面白いってことだけ聞いてた。

ec.nintendo.com

 

※個人の感想です

 

感想というか思考を適当に書き連ねている感じ。いよいよラクガキ帳と化してきた。いつも通り後出し軍師で偉そうにご高説を垂れているので他人が読むモノでは無い。益は無い。

 

ストーリー・キャラクター

 登場キャラクターの誰にも感情移入できなかった。誓って言うが、僕は別に共感性の欠如した、いわゆるサイコパスでは無い。デザインが好みでは無いのは想定の範囲内だ(海外開発)。だがキャラクター自体が薄いのは想定外だ。

 主人公のオーロラ。ゲーム冒頭、父が居ない異世界に一人連れてこられて泣いている。父親に対して親愛の情が深いようだ。そのため、父の居る元の世界に帰りたいと望む。これが行動の動機だ。それに対してプレイヤーを感情移入させようとするなら、元の世界がどれだけ少女にとって素晴らしいものであったかを見せる必要があるだろう。父親が如何に素晴らしい人物で情愛に溢れた人物なのか、父と少女の関係の尊さ、少女にとって父がどれほど必要な存在だったのか、こうした情報をプレイヤーに見せる必要があるように思う。

 

 敵の親玉は世界を滅ぼそうとしているらしい。結構。興味の無い、知らなかった世界が滅ぶと聞かされて「大変だ!阻止しなくては!」と考える人間はまずいないだろう。敵の親玉の目的を阻止したいと思わせるか、単に敵の親玉がいけ好かないやつだから邪魔してやろうと思わせるか、両方が望ましいだろうな。

 

 お話の序盤、レディという人物が闇の女王を倒せと言う。だがオーロラは元の世界に帰りたい。ここが噛み合わないのも微妙。プレイヤーがどっちを目的とすれば良いか分からない。結局、元の世界に帰るとそこに闇の女王が居たという展開になるのだが…王道を外してもあまり良いこと無いよなー…

 

 仲間キャラクターが道ばたに突っ立ていて、少し話すと仲間になるのもいただけない。好みじゃない。ドラマがあるべきだと考えるのはわがままと言うモノだろうか。仲間になるキャラクターの性格・立場・理念・能力(もちろんそれはプレイヤーに好ましいモノであるように)なんかを見せた上で仲間になってほしい。

 

 Child of Lightのストーリーの駄目さ(※僕にとっては)について考え、その次にゼノブレイドのストーリーが如何に良かったか(※僕にとっては)を考えていたらゼノブレイドがスゴく遊びたくなってきてしまった。リマスター買ってしまうかもしれん。

 仲間キャラクター加入のドラマに関してはドラクエ11、敵の親玉に関しては幻想水滸伝Ⅱ、プレイヤーの感情移入に関してはブレスオブザワイルドが上手いなあと。あとはHollow Knightなんかも好き。方向性が全く違うが。ゲームのストーリーについて色々考えさせられた。そういう点では良いゲーム体験になったと思う。

 

ゲームのストーリー(ゲームに限らず?)

 まず、登場キャラクター達に感情移入させるのが必須条件。感情移入していないとそこで何が起ころうがプレイヤーの知ったことでは無い。次に、動機・目的が要る。悪いやつをやっつけるとか、妹を助けるとかそういうやつ。あとは適当に膨らませるだけ。膨らませたい場合、道中でプレイヤーが何かする前とした後でポジティブな変化を作る。石化していた村人を全員救うとかそういうやつ。そういうのをこなしつつ、最終的に悪いやつをやっつける。膨らませるだけだとダレるかもしれんので、先が気になる展開にする必要もある。謎が必要だ。

 

バトル

 要はタイムラインの味方・敵アイコンの移動速度を『予測』・『制御』する遊びだと思った。が、僕が楽しめるモノでは無かったように思う。

 

 まず、『予測』が楽しくない。アイコンの移動速度に関する情報が雑多かつ曖昧だからだ。アイコン数は敵味方合わせて最大で5つ。速度の違う5つのアイコンの動きを予測するのは意外と難しい。その上アイコンが重なって見づらい。アイコンの移動速度に関する情報はアイコンの移動速度を見るしか無い。あー…つまり、アクションまであと何秒とか、素早さがいくつだからこの速度なのだとか、そういう情報が無い。移動速度を見て「このくらいのスピードかな」と貧弱な推測しか出来ない。直感的ではあるが、掌握出来るものでも無い。

 貧弱な『予測』の上で成り立つ『制御』など、果たして制御と言えるのか?貧弱な介入しか出来ないだろう。「こうなることが分かっていたから、こうして変えた」なら予測→制御の流れが面白く感じられるだろう。「こうなるかも…?じゃあこうしてみるか」ではあまり面白く感じられない。しかもこのゲームは『予測』と『制御』をほぼ同時に要求する。無理!

 

 とはいえ、難易度カジュアルならそんなこと気にしなくてもバトルには余裕で勝利出来る(それも問題かもしれないが)。工夫は無意味だ。なら難易度エキスパートは?勿論面白くない。上記の問題は難易度を上昇させて解決するモノでは無いからだ。むしろ敵の攻勢が激しくなり、一方的に殴られる機会が増えてしまい、面白くない。ちょっと試してすぐ止めた。カジュアルに勝利したい。

 

 仲間キャラクターがやたら増えるが、戦闘は二人しか出来ないのも悲しいところ。

 

道中

 道中にあるのはアイテム・ダメージギミック・スイッチやレバーなど進行に関するギミックなど。アイテムはほぼ全てバトルに関係するものだが、バトル自体が微妙に感じられたので、手に入っても嬉しさは皆無だった。ダメージギミックや進行に関するギミック は目新しさが無く、特に頭をひねるものではなかったので、時間稼ぎと判断した。

 

 と、ここまでボロカスに叩いてしまったが、Child of Lightは評価されているゲームなので、プレイヤーの僕がまともに遊べない楽しめない愚図で鈍間なつまらない人間なだけなのだろう。つまらない人間が遊べば、どんなに素晴らしいゲームでもつまらないゲームだと感じてしまうものだ。

 

絵と音は素晴らしい。地上を歩くのが面倒だと思わせてから最初のボス戦報酬に翼を授けるのは良かった。

 

 

おわり