ガブッチ、響きが可愛い。
正直、舐めてました。ごめんなさい。奥深さを感じるステージがいくつかあってしっかり楽しめました。
以下感じたこと箇条書き。
- 音楽がめっちゃ好き。縦笛のピーヒョロした音がすごく好き。プレイ中ずーっと口笛吹いてた。4曲とも全部好き。
- ゴール→満足してゴール→色変えを規定数以内で満足してゴール、と段階を経て課題を課すのが良かった。色変え数も途中から見れるようになるの上手い。
- 課題達成度合いに合わせてガブッチのグラフィックや拍手音が違うのが細かい。丁寧で良かった。
- これありなん?っていう細かな仕様部分を、ゲーム内で「テクニック」という項目を設けてループする短いムービーで紹介しているのが良かった。間口を広げてる。
- いつでもリトライ&ステージセレクトに戻れてスピーディでストレスレス。
- 1画面で1ステージが完結するゲームのため、ステージセレクト時に画像表示してどういうステージが分かるようにしてる。良い!1画面で完結する全てのパズルゲームは、ステージセレクトでこの仕組みを導入するべきでは?と思った。
- クリアしたときに残ったブロックで道が出来ているのが気持ち良い。プレイフィールとしては食べるというよりも掘るor削るという感じだった。ゴールまでに必要なブロックだけを残し、他のブロックを全部食べるプレイは、ステージの隠された姿を掘り起こすような感覚をもたらした。彫刻してる感じ。星のカービィ64でそんなやつあったよね。
- 手応えやグラフィック表現にブロックやエサを食べてる感じが無いけど、食べてるって言い張るのがすごい。
- 要素数が数えるほどしかないのに、180ステージはすごい。
- 要素数が少ないのにボリュームが多いのは、順番を考える設計だからだと考えた。先に食べるか後で食べるか?順番の違いでゲームプレイに差異をもたらす場合、やることの数は同じでも、結果の数は増える。これに関してはもっと理解を深めて自分のゲーム作りにも活かしたい。
- とはいえ要素数が少ない分、同じように感じるステージがいくつもあって、少しダレた。似たようなステージを中心にもう少し削ぎ落として良かった気がする。
- 見た目もゲームプレイも地味と言わざるを得ない。そこが良いんだけど。
- ジャンプはフワッとしていて、かつ調整不可で必ず一定の高さを跳ぶ仕様。何回もジャンプする箇所だとテンポ悪いが、そういうステージをあまり作らないようにしている印象。ここも上手い。
総評すると、地味だけどとても丁寧に作られていて面白い。良いゲームだった。
おわり