がむしゃらメモ

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Sparklite プレイ感想メモ

 見下ろし型2Dアクションアドベンチャーゲーム。つまりはゼルダライク。

 

ec.nintendo.com

 

  もはや恒例、感想の箇条書き。

 

  • グラフィックは完璧。ドット絵がすごく細かくて良い。UIもめちゃくちゃ凝ってる。アニメーションも納得感ある動き。
  • サウンドも良い。冒険感高めてくれる。更新データダウンロードしないと音が鳴らない箇所がいくつかあったけど。
  • 手触り良し。動きが丁寧かつサウンドもしっかりしてるならここも当然良くなる。
  • ゲームデザインは大いに疑問アリ。このゲームはいわゆるローグライクで、自動生成のマップを冒険する仕組みだ。ローグライクの目的は多くの場合、ランダム性の付与によるゲームプレイの多様化だろう。しかしこのゲームでは、どのプレイも似たような感じになる。とにかく刺激が無い。
  • マップはどれも似たような形状で、「プレイする度に新鮮な気持ちに!」とか微塵も起きない。数回のプレイで、覚えられるバリエーションしかない。
  • ローグライクといっても、プレイヤーのメイン武器は常に固定で変わらない。消費アイテムはプレイする度に所持数0で始まるが、こちらは補助程度でゲーム体験が大きく変わることはない(ただし、HP回復出来るアイテムだけ異常に重要)。
  • また、重要なのが、パーマデスの概念がほぼほぼ無いこと。なんせ消費アイテムを失うだけだ。デスによる緊張感はほとんど無い。
  • ゲームの最終目的はボスを倒すこと。ボスを倒せるようになるために装備アイテムを収集&強化してHPを上げたり攻撃力&防御力を上げたりするのがゲームプレイの基本。逆に言えば、ボスを倒せるアクションの腕前があれば、このゲームのコンテンツのほとんどを無視してしまえる。
  • RPGのレベル上げのように、プレイ時間を掛けた分、難易度が緩和されていく仕組みだ。レベル上げのような稼ぎ行為は、後半のエリアの方が最初の方のエリアよりも稼ぎが良いと楽しい。が、このゲームはそれがほとんど無い。後半のエリアは敵が強いので、無視した方が良くなってしまっている(そもそも無視できちゃう)。
  • このゲームは回復手段に乏しいので、回復出来る消費アイテムが非常に強い。強すぎて他がゴミに見える。いかに運良く回復アイテムが拾えるかというゲームになっている。
  • アクション部分もあんまり楽しくない。近づいて攻撃して、離れて敵の攻撃躱して、をするだけな感じ。とはいえ、見下ろし型2Dアクションを面白くするのは難しそうなので、しょうがない。
  • マップ自動生成の場合、必ずマップの確認を何度も行うことになるので、画面が切り替わらない形でマップ確認出来るようにした方が良さそう。

 

 まとめると、コツコツステータス上げてボスを倒すゲーム。コンテンツのほとんどはステータスを上げるためのものとして用意されていて、刺激がなくて退屈。しかも、アクションゲームなので上手ければステータスに依存せずボスを倒せちゃうため、コンテンツのほとんどを無視できちゃうゲーム。そしてアクションがあまり面白くない。こう書くとクソゲーみたいだが、グラフィックとサウンドと手触りが良いのでもちろんクソゲーでは無い。

 

おわり